お前、可愛すぎて困るんだよ!
なんだけど……。



「うーん。
よくわかんないなぁ……」



妃莉は、制服のネクタイを手に、うーんと小さく首をかしげた。



もちろん!



スマホで調べて、“ネクタイのオシャレな巻き方”なんていうサイトを参考にもしてみた。



けど、結べる気配が全然ない。



今まで、私服とかリボンだったし。



そもそも、ネクタイなんて触ったことがないんだよね~。



かといって、妃莉ひとりリボンをつけていくわけにはいかないし……。
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