お前、可愛すぎて困るんだよ!
「ねーねー。
妃莉ちゃん。
髪の毛、触っていい?」



「……え?
なんで……ですか?」



「だって、めちゃくちゃ手触りよさそうなんだもん」



斜め前の席から、妃莉に向かって手を伸ばす小嶋センパイ。


……え、うそ。



妃莉、こんなところで、頭なでられたりしちゃうのかな?



……う、恥ずかしい。



そう思った瞬間……。
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