お前、可愛すぎて困るんだよ!
ナイフとフォークを持ったまま、チラッと小嶋センパイを見た。



「えー?
なにが恥ずかしいの?
俺、本当のことを言ってるだけなのにっ♪」



軽く、チャラチャラ返された。



「……っ」



「それに。
“小嶋センパイ”なんて、そんなよそよそしいの、やめてよぉ。
“朝陽センパイ”って呼んで。
妃莉ちゃん♪」



「……っ。
よ、呼びませんよぉ。
そんなの」



「なんで~?
大丈夫だって!
ほら練習してみて。
あ・さ・ひ・セ・ン・パ・イ・☆」
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