お前、可愛すぎて困るんだよ!
Tシャツからのぞく、意外に筋肉質な腕とか。



妃莉よりも、全然大きい肩幅とか。



なんか、ちゃんと見られない。



「うー」



ドキドキするのに耐えられなくなって、碧くんのTシャツのすそを引っ張った。



「ねー、碧くん。
彼女いるの?」



「……ん?」



「だって、好きな人とは、付き合うんでしょ?」



「…………」
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