お前、可愛すぎて困るんだよ!
「いや、そういうことじゃなくて」



と言いながら、碧くんは両ひじをついて、妃莉の顔を見下ろした。



サラサラと、キレイな髪がこぼれ落ちる。



「ひとつのベッドの中に、男と女が一緒にいて……」



「……?」



「こんなの、キケンとか、わかんない?」



「……え?
キケン?
……なんで?」



碧くんの言いたいことがわからない。



「それより、碧くん。
おはようのちゅーしてよ~」
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