お前、可愛すぎて困るんだよ!
「うん。
そう。
でね、明日から、さっそく委員会があるんだって」



トンッと軽く、最後の階段から、おどり場に飛び降りた。



「…………」



「妃莉、帰りが遅くなると思うから。
もう、お迎えに来てくれなくてもいいよ」



次の階段を下りながら、碧くんを見ることなく、妃莉は言った。



「……は。
つか、なんで急に?
実行委員とか……。
妃莉、すげー苦手じゃね?」



急に、乱暴な言葉使いになる碧くん。
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