お前、可愛すぎて困るんだよ!
珍しいな。



いつもは、冷静なのに。



そう思いながら、おずおずと口を開く。



「んー。
でも、妃莉のクラスは、誰も立候補しなくて……。



明日には委員会があるのに……って。
先生も、すっごく困っちゃってて……」



「だからって、なんで妃莉なんだよ」



「うー……。
そんなこと、妃莉に言われてもぉ……」



なんだか、ものすごく泣きたくなってきた。
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