お前、可愛すぎて困るんだよ!
急げっ。



急げっ。



口にギュギュッとスクランブルエッグを詰めこむ。



紅茶をぐびぐびっと飲んで、フルーツを頬張った。



「ごひひょうしゃまでした……」



もごもごしたお行儀の悪いまま席を立つ。



そして、ダッシュで部屋に行き、したくした。



――はずなのに。



「妃莉、忘れ物はないか?」



なんで、碧くんと一緒になってるの――っ!?
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