お前、可愛すぎて困るんだよ!
やっと……。
“碧くんを、妃莉から自由にしてあげる”
って決心したのに。
「…………」
「それから、定期とか、スマホとか。
忘れてない?」
言いながら、碧くんは妃莉をチラッとみた。
「つか、ネクタイぐちゃぐちゃ。
妃莉、また輪っかのまま、首から抜いたな?」
ふっと小さくキレイに笑い、碧くんは、妃莉のネクタイをするっとほどいた。
そして、いつも通り、キレイに結んでくれる。
“碧くんを、妃莉から自由にしてあげる”
って決心したのに。
「…………」
「それから、定期とか、スマホとか。
忘れてない?」
言いながら、碧くんは妃莉をチラッとみた。
「つか、ネクタイぐちゃぐちゃ。
妃莉、また輪っかのまま、首から抜いたな?」
ふっと小さくキレイに笑い、碧くんは、妃莉のネクタイをするっとほどいた。
そして、いつも通り、キレイに結んでくれる。