お前、可愛すぎて困るんだよ!
このぐらい近くにいるのは、全然初めてなんかじゃないのに。



顔も体も熱くて仕方がない。



おまけに……。



どうして、こんなにも恥ずかしいんだろう。



今朝まで、普通に抱きついてたのに。



「はい、出来た」



ポンッと軽く、肩に手を乗せられるだけで。



「あ、あ、あ……。
ありが……とう」



ビクッとして、どもっちゃうなんて。



こんなの、おかしい。
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