お前、可愛すぎて困るんだよ!
「というわけで。
妃莉ちゃん、一緒に帰ろうね~♪
どんな敵が来ても、妃莉ちゃんもカバンも、俺がちゃんと守るから~♪」



大声で宣言した小嶋センパイを、大森センパイが、パコッとぶった。



「長いわ!
その、魔女のくだり!!」



「いってぇ!」



「一緒に帰りたいなら一緒に帰りたいって、さっさと言えばいいでしょー。
カバン隠したり、アホな話を延々とするよりも」



大森センパイは、目を三角につりあげた。



「うっせーなー。
演出だよ、演出!



心細くなったところに、俺登場!
“朝陽センパイ、頼れる~♪”みたいな?」
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