お前、可愛すぎて困るんだよ!
「こんな妃莉は、すごく可愛いから、ずっと見ていたいけど……」



「……?」



みんなも、見てるよ?
それでもいいの?」



「……えっ?」



腕にしがみついたまま、碧くんの顔を見あげた。



「ほら」



って、視線を、妃莉のうしろに走らせる碧くん。



その言葉で、ハッ! と、我にかえった。
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