お前、可愛すぎて困るんだよ!
――ツンツンツン……。



碧くんと電話を代わってほしくて、小嶋センパイの制服をちょっとだけ引っ張った。



でも、小嶋センパイは、話に夢中で気づいてくれない。



『だーかーら。
泣いてないって。
大丈夫だから。



は?
うそじゃないって!』



と、一生懸命力説している。



『つーか、碧。
娘を心配する父親みたいなんだけど。



ウザいから、もう切るよ。
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