お前、可愛すぎて困るんだよ!
「べつにいいし~。
もう、夜だから~。
あとは、風呂に入って、寝るだけだし~」



そう言いながら、なおもぐりぐり……頭を碧くんの胸にこすりつける。



「芽生ちゃんも~。
碧くんに、“ありがとう”だって~」



「そっか……」



「オレも、すげー感謝されちゃった~」



「そっか」



「やっぱ、碧くんは、優しいよな~。
すげー頼りになるっつーか~」



顔を碧くんの胸にうずめながら、翠くんは、照れくさそうに言った。
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