お前、可愛すぎて困るんだよ!
一歩後ろにさがりながら、さっきよりもキツくバッグを握りしめた。



碧くんに、ものすごく会いたいから来ちゃったけど……。



でも、こんな怖い碧くんは悲しい。



だから……もういいや。



……帰ろう。



そう思ったとき……。



「あっ。
イケメン店員さん、はっけーん♪」



っていう、軽くてチャラっとした声がした。
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