お前、可愛すぎて困るんだよ!
うぅ……。



どうしよ。



あわあわ焦る。



でも、いい考えなんか浮かばない。



だから……チラッと、小嶋センパイの顔を見た。



パタパタと……顔をメニューであおぐ手を止める小嶋センパイ。



考え込む碧くんの下から、のぞきこむように、大きく手を振って言った。



「そこの、イッケメン店員さ~ん?
このテーブルにばっかりいてもいいんですか~?」

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