お前、可愛すぎて困るんだよ!
「あっれ~。
気づかなかった?



俺たちを席に案内するときも。
メニューの説明するときも。
それから、ここで話してるときも。



ずっと……みんなが、碧のことを見てたでしょ」



「……え?
みんなって、誰……?」



慌てて振り向いて、店内をきょろきょろ見回した。



でも……今、妃莉たちを見ている人は全然いない。



男性のスタッフさんたちが、テーブルの様子を見てくれてるだけ。
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