お前、可愛すぎて困るんだよ!
ぷーっとふくれっ面をするセンパイ。



くつを脱いで、ソファの上で、ひざを抱えて丸まっている。



「俺は、真剣に悩んでるんだっつーの」



「だから、大丈夫だって。
俺が魔法をかけておいたから。
背がにょきにょきっと、すぐに伸びるよ~♪」



碧くんは、いたずらっ子みたいな顔で、指をくるくるっと2、3度回した。



それは、昔見たアニメの“願いかなえる魔女の呪文のポーズ”にそっくり!



やば~い。



碧くん、とってもお茶目さんだ。

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