お前、可愛すぎて困るんだよ!
と、その小さな紙を受け取ろうとした。



その瞬間……。



「お兄さん。
ナンパは、禁止ですよ?」



と、言いながら、小嶋センパイが妃莉の肩を抱き寄せた。



「この子。
俺の彼女になる予定なんで。
気安く口説くの、やめてもらえます?」



「……え?
そうなの?
マジか~」



ワイルドなお兄さんは、ガクッと肩を落として、落胆の表情を浮かべた。


< 679 / 978 >

この作品をシェア

pagetop