お前、可愛すぎて困るんだよ!
これからは……妃莉。



心の中だけで、碧くんのことを好きでいようって決めたから。



だから……。



碧くんのバイトしてるカフェに行ってから、碧くんとも……あまり話してない。



もちろん、忙しい碧くんと、時間が合わないっていうのもあるけど……。



碧くんから……離れる準備をしなくちゃいけないから。



碧くんに彼女さんができたとき、彼女さんがイヤな思いをしないように、妃莉の影を消さなくちゃ。



だから、なるべくみんなの前で……。



碧くんのことを話さないように、碧くんのことを好きって言わないように気をつけた。
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