お前、可愛すぎて困るんだよ!
カフェで目の当たりにしたように、やっぱり、学校でも碧くんの周りは、女の子でいっぱいだった。



妃莉が気付かなかっただけで。



妃莉には見えてなかっただけで。



碧くんは、こんなにもモテモテだったんだ。



この中に……。



碧くんの好きな人っているのかな?



学校で女の子を見るたび、そう思った。



碧くんとしゃべってる女の子がいると……。



“あの人かも?”



そう思って、心も体もギュッと固くなった。
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