お前、可愛すぎて困るんだよ!
『碧くんは、妃莉の碧くんなんだから――っ!!』



妃莉がそう叫んだあと、しばらくは……。



みんな、ポカーンって顔してた。



でも、そのあとは……。



あたり一面、ほのぼのした笑いに包まれた。



『もぉ。
ほーんと、可愛いなぁ。
妃莉ちゃんは~』



妃莉の知らないセンパイたちが、口々に言っている。



『そうそう~。
中ノ瀬くんのことが、大好きだもんね~』



< 747 / 978 >

この作品をシェア

pagetop