お前、可愛すぎて困るんだよ!
「あの……。
ごめんなさい……。
妃莉……実行委員のお仕事……」



そう言いかけた妃莉を、片倉くんは手で制した。



「大丈夫。
俺がちゃんとやっといたから」



事もなげに言って、こう付け加える。



「それに、HRも気にしなくていいよ。
両方とも、体調不良で保健室に行ってる……ってことにしといたから」



「えっ、保健室?」



「うん、そう。
それなら……誰もなにも言わないでしょ」

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