お前、可愛すぎて困るんだよ!
「べ、べつに、俺は……」



「……?」



「と、友達で……。
そう!
友達だよ!!」



そう叫ぶと、片倉くんは急に立ち上がった。



「九条さん。
俺と友達になってください!!!」



ビシッと差し出される右手。



教室中の視線が、妃莉たちに集まってる気がする。



うぅ……。



恥ずかしい。
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