お前、可愛すぎて困るんだよ!
一瞬考えたあと、妃莉の袖を引っ張りあげる。



その状態で、碧くんは、妃莉の手をキュッとつかんだ。



「……っ!!
碧くんっ!?」



妃莉、手をつないでもらったのって……。



久しぶりかも。



ものすごくドキドキする。



それに……片倉くんの目の前で……とか、こんなの、なんだか恥ずかしいなぁ……。



そう思えば思うほど、どんどんドキドキが大きくなってくる。


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