お前、可愛すぎて困るんだよ!
「ひーまーりーちゃんっ♪」



放課後、帰る前に中庭でぼーっとしていた妃莉のほっぺに……。



小嶋センパイが、ジュースのパックを押しあてた。



「……っ。
もぉ!
センパイっ!
なにするんですかー。
冷たいですぅ」



ジュースを押し当てられたほっぺを、ちょっと触る。



「えー?
冷たいのは、妃莉ちゃんの方じゃん?
なに、その目―」



不満そうに言いながら、小嶋センパイは、妃莉の隣に座った。
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