お前、可愛すぎて困るんだよ!
妃莉のことを見つければ、手を振ってくるし。



ひとりでいれば、こうして話しかけてくるし。



おかげで、妃莉は、悪い子一直線。



キライって思ってるセンパイには、思っていることを言いたい放題。



それなのに、センパイは……。



「俺にだけ強気の妃莉ちゃんって可愛い~♪」



……なんて、にこにこ笑う。



「ねーねー。
妃莉ちゃん。
そんなにツンツンしなくてもいいじゃ~ん。
俺にも、デレデレしてみてよ~。
ほら、甘えてみ~♪」

< 843 / 978 >

この作品をシェア

pagetop