お前、可愛すぎて困るんだよ!
小嶋センパイが、パックのジュースで、妃莉のほっぺをツンツンつついた。



「イヤですぅー。
妃莉、センパイには、甘えませんー」



そう言いながら、パックのジュースを押し返す。



「俺の妖精さんは、最近、ほんと、ご機嫌ななめですね~」



パックのジュースを押し返されたことなんか、気にする様子もなく……。



にこにこ笑って、センパイは、妃莉の顔をのぞきこんだ。



「碧と、なにかあったのかな~?」



「……もぉ!
センパイっ!
毎日毎日しつこいですぅ~。
それに、なにかあったとしても、妃莉、センパイには言いませんっ」



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