お前、可愛すぎて困るんだよ!
「……え?」



「気がついた~?
俺、最近、身長が伸びたんだよぉ~」



「……それが、どうかしましたか?」



「うっわー。
さみしい~。
妃莉ちゃん、もっと俺に興味を持ってよ~」



ガクッとうなだれてから、センパイは、スクッと立ち上がった。



「ほらほら、見て見て~♪」



と、両手を広げて、ポーズなんか、決めている。



「なんとっ!
1センチも伸びて、めでたく173センチになりました~♪」



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