お前、可愛すぎて困るんだよ!
「もちろん、お兄ちゃんみたいに思ってても同じこと。
そんなセリフは、まず、出てこないよね」



「…………」



「好きにもいろいろあると思うけど……。
全然違うでしょ?」



「…………」



「今の妃莉ちゃんに……。
ハンバーグと、碧……比較できる?
ハンバーグよりも、もっと好きって言える?
全然べつの存在でしょ?」



センパイは……今まで見たこともないような優しい顔で、ちゃんと説明してくれた。



「もしかして……。
センパイが、妃莉に意地悪したのって……。
こういうこと、妃莉に教えてくれるためですか?」


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