お前、可愛すぎて困るんだよ!
でも、妃莉……。



碧くんと付き合いたいって思ったのは……。



センパイに……いろいろ言われてからですよ?



碧くんの彼女になりたいって思ったのも、特別になりたいって思ったのも……。



全部、そう。



もし、あのとき……。



センパイが、あんな風に言ってくれなかったら……。



あんな風に意地悪してくれなかったら……。



妃莉、そんなことを思わなかったと思う。

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