お前、可愛すぎて困るんだよ!
きっと、ずっと、あのままだったと思う。



そう思うと……。



今の妃莉があるのは、センパイのおかげ。



そう思いながら、センパイの顔を見ていると……。



ふいっと横を向きながら、センパイは言った。



「そういえば、碧。
図書室で調べ物してから帰るって言ってたなぁ~」



「え?」



「だから、行っといで、妃莉ちゃん。
碧に対する好きの意味、わかったんでしょ?」
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