お前、可愛すぎて困るんだよ!
「そうです!
妃莉、そんなこと、聞きたくなかったです。
だから、センパイは、めちゃくちゃ意地悪さんです!!
だから、妃莉。
センパイのことなんか、キライです――っ!!」



ぷんぷん怒りながら、立ち上がった。



それから、図書室に向かって、かけだした。



だって……。



妃莉、イヤなんだもん。



碧くんが……。



妃莉以外の女の子に、ネクタイを結んであげるとか。



妃莉以外の女の子の、文房具を使うとか。



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