お前、可愛すぎて困るんだよ!
勉強だって、妃莉以外の女の子に、教えてほしくなんかない。



もちろん……。



碧くんに、文房具を貸してあげた女の子は、悪くない。



借りた碧くんだって、悪くない。



勉強を教えてあげるのも、ネクタイを直してあげるのも……。



全部、碧くんの優しさだって、わかるけど……。



それでも、イヤでイヤで仕方がない。



優しい碧くんは、好きだけど……。



そういうのは、どうしてもイヤ。

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