お前、可愛すぎて困るんだよ!
自分から聞いておいて。



もしかして、妃莉のお友達の話に興味がないの!?



「うぅ……」



なんだか、悔しくなってきた。



いーもん。



妃莉、邪魔しちゃうもん。



碧くんの腕にぶらさがるようにして、本と碧くんの間に顔を入れた。



「碧くんっ。
妃莉の話、ちゃんと聞いてっ」



「……ちゃんと聞いてるって」

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