お前、可愛すぎて困るんだよ!
ぺこっとセンパイに向かって、頭をさげた。



「だから、妃莉。
センパイのこと、好きです。
そう言いたくて」



「……戻ってきたの?」



「はい。
さっき、キライって言ったまんまだったから」



「…………」



「それから、センパイ。
妃莉のこと……。
意地悪しちゃうくらい、好きになってくれて……。
ありがとうございました」



センパイに向かって、妃莉はもう一度、ぺこっと頭をさげた。





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