お前、可愛すぎて困るんだよ!
俺と付き合ってください。





碧くん。
碧くん!
碧くんっ!!



早く……早く……。



早く、碧くんに、会いたいよ!



今の妃莉には、もう、それしか、考えられない。



図書室に向かって、一生懸命、全力で走り続けた。



走るの、あんまり早くないけど、それでもがんばって、休まず走った。



途中、靴から、上履きに変える時……。



足がもつれて、転びそうになった。

< 886 / 978 >

この作品をシェア

pagetop