お前、可愛すぎて困るんだよ!
「だって、碧くん。
妃莉のこと、ポイッてしたもん」



「……それはっ」



「碧くん、妃莉のことキライなの?」



ベッドの上に、ちょこんと正座をして。



碧くんの顔をチラッと見あげた。



「妃莉は、こんなにも好きなのに」



「……っ。
あ、いや……」



「キライなんだ……。
碧くんは、妃莉のことがキライなんだ……」
< 9 / 978 >

この作品をシェア

pagetop