お前、可愛すぎて困るんだよ!
キス……されたことを、思い出しちゃって、体がどんどん熱くなる。



どうしよ、妃莉。



キスしてほしいな。



碧くんと……キスしたい。



碧くん、キスしてくれないかな~。



そう思いながら、碧くんの顔を見あげた。



でも、碧くんは……。



すぐに妃莉のことを離して、リビングから出ていった。



「妃莉は、先に寝てていいから」



……って、そっけなく言い残して。
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