お前、可愛すぎて困るんだよ!
碧くんは、ベッドのふちに座って、妃莉の頭をよしよしって撫でてくれた。



Tシャツで、妃莉の涙もふいてくれる。



「じゃー、碧くんもー。
一緒に、お布団に、入ってくれる~?」



「はいはい。
わかりました、わかりました。
入ります。
入りますよ」



投げやりに言って、でも、碧くんは、ちゃんとベッドに入ってくれた。



そのことが、ものすご~くうれしい。



「碧くんっ。
手~つないで~」



横向きに寝て、碧くんの目を見ながら言った。
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