お前、可愛すぎて困るんだよ!
「うん、気にいった~。
ものすごくっ!!」



「それは、よかった……。
でも、メインはこっちの……」



そう言いながら、碧くんは、紙袋から細長い包みを出してくれた。



ひときわキレイにラッピングがされている。



「な~に~?
まだあるの~?
妃莉、うれしい~♪」



抱きついたまま、碧くんの顔を見あげる。



「ん。
こっちは……。
付き合い始めた記念に。
新しいのを作ってもらった」



そう言って碧くんは、妃莉の手に、そのキレイな包みをのせてくれた。
< 949 / 978 >

この作品をシェア

pagetop