お前、可愛すぎて困るんだよ!
でも、眉間のシワは、さっきのまま。



それどころか、口元をひくひくひくつかせている。



どうしたんだろ?



わけがわからず、ジッと見つめ続ける妃莉の横……。



碧くんは、ようやく口を開いて言った。



「妃莉……。
その、ドン引きするようなセリフ……。
つか、プレゼント……。
それ、自分で考えたのか?」



「……え?」



「その……。
“妃莉のプレゼントは、妃莉”ってヤツ……」

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