お前、可愛すぎて困るんだよ！

「だーかーら！
ベッドの中でのキスは、ダメなんだって！
さっきも、俺、言っただろ？」



碧くんは、とがった声を出して、ムッとした顔をした。



「え～？
なんで～？
べつに、いいじゃ～ん。
どこでキスをしてくれても～」



どうして碧くんにダメって言われるのか、妃莉には全然わからない。



「だーかーらー。
俺、前に言っただろ？
こういうのは、キケンだって」



妃莉から、離れようとする碧くん。



「なんで、妃莉から離れるの～？」