禁断の果実

「あらまあ。それは困ったわ。 
 掃除しなきゃ」

母さんは両手をポンと叩いて
素早く廊下へと出た。



母さんはめでたいのか・・
男嫌いの絢芽が好きになった男。
ソイツが来るんだもんな。


俺は椅子を前後に揺らしながら
憂鬱にひたる。



俺は影で思うだけで良かったんだ・・・



俺は意味もなく、
午前中をブラブラと過ごした。

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