今日もあなたが。
♡×5
「日曜日ですか?」
「そう!近所の神社でお祭りあるみたいでさ、部員行くみたいだし私1人も嫌だから陽菜ちゃん行くかなって思って。」
「いいんですか?めっちゃ行きたいです!
あ、友達も誘っていいですか?」
「もちろん!じゃあまた連絡するね!」
お祭りかぁ、夏って感じだな〜。
「日曜日か...バイト早く終われたら行くよ。」
「バイトか...じゃあ連絡待ってるね!」
「ほんとごめん...。」
お祭り当日、柚菜はまさかの発熱...。
「でさ...バイトなんだけど...ある程度は店長がカバーしてくれたんだけど...」
「いいよ、私出るから。」
「本当にごめん。お祭りの約束...」
「全然。それより早く治してよ!」
「うん。ありがとう。今度お礼させて。」
「はいはい笑」
お礼か...。先輩とお祭り行きたかったな...。
「茉梨先輩ごめんなさい。せっかく誘ってくれたのに...」
「そっか、残念だね...。」
家に帰るとお母さんが浴衣をしまっていた。
「ママ...ごめんね。」
「全然、浴衣めんどくさかったし笑」
お母さんは笑ってたけど私は昨日見ちゃったんだよね...
1人で着付けの練習してるの...。
「今度絶対着るから!」
私はそう言ってバイトに行った。