今日もあなたが。
人がいっぱいだな...
「陽菜ちゃーん!!」
「茉梨先輩〜!!めっちゃ可愛いです!」
茉梨先輩は可愛い浴衣にお団子をしていた。
「みんなバラバラになっちゃってさ笑
後で集まるだろうからまわろうか!」
「はい!お腹すきました...笑」
屋台はどの店も行列だらけ...
「あ、いたいたー!」
「あ、先輩たち!あ、あれ...」
「ねぇ零は?」
「あぁ、零なら...」
優樹先輩が何かを言いかけた
「なんか可愛い子と消えたぜ!あの子可愛かったなぁ〜。なんだっけ、か...」
龍先輩が言った。
「佳菜ちゃんね、零の元カノ...。話があるからって...」
優樹先輩が言った。
「え、元カノ...」
今すぐにでも泣いてしまいそうで...
胸に穴が開いててそこに何かが詰まったようで...
茉梨先輩は私を見て
「なんだよもー!じゃあみんなで何か食べよう!!お腹すいたなぁ〜」
その言葉も私には聞こえてなかった。
私はトイレに行くと言ってその場を離れた。
その時、柚菜からLINEがきた。
「陽菜どう?たのしんでるー?」
私は思わず柚菜に電話をかけた。
何を話したかは覚えてないけど柚菜の声を聞いたら勝手に涙が...
「もぅ桐谷ー!こんなときに元カノとかなんでよ...そんなとこいなくていいよ帰っておいで。」
私は、うん。と言って電話を切った。