今日もあなたが。



「あぁ、お腹すいた〜!!柚菜〜!!
マジで数学だるいわぁー、あいつ進めんの早いし変なとこで質問してくるし、将来役に立たないもんー!」
「いつも寝てるくせに偉そうに...笑笑」
「寝ててもだるいのー!」
「陽菜が1番だる...
もぅ購買行くよ!喉かわいた」
柚菜はいっつも私のくだらない話を最後まで聞いてくれる。

「あたし何にしよーかな......」
「悩みすぎ早くして」
「だってミルクティー...プリンも...」
最近なんか食欲やばいんだよな...笑
「......。太るよw」
ふと聞こえた声に私は振り返った。
「れ、零先輩...。こんにちは...笑」
「こんにちは...。」
最悪だ...見られてしまった...でも話しかけられた!?

彼こそ私の王子様。
桐谷 零。高2 詳しくはのちのち。





これは、そんな私の人生最大の恋物語。
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