今日もあなたが。

「へ〜練習試合ね...。」
興味なさそうにメロンソーダを飲む柚菜に私は気にせず話し続ける。
「そりゃ仕事はできるか不安だけどさ...
でも、零先輩が...(ฅωฅ )//」

※ここで桐谷 零についてご説明。
零先輩は我ら桜ヶ丘高校バスケ部のエース。
高身長で入学と同時にスタメン。
優れた能力とリーダーシップで今やキャプテン。
てなわけで...


「先輩が活躍してる姿見るだけで私は幸せになるの〜!でしょ。もぅ何回聞いたことか...」
柚菜はあきれながらドリンクバーへと消えた...
「だって...見ることしかできないし...」
「私なら断然、優樹先輩だけどな...」
ドリンクバーから帰還した柚菜がつぶやく
この優樹先輩とは部長さんのことである。
「優樹先輩も優しいとは思うけど...
でも...うん...あぁ...」
柚菜は、はぁとため息をつき耳をふさいだ。


「ただいまーーー!!」
「おかえりーーー!お腹すいてる?どーせ遊んできたんでしょ?」
ちょっと食べる。と言って私は部屋に入った。

「あ、明日練習試合らしいから早く行くね!」
そう言うとお母さんは急に笑顔になった。
「ママ起きないから頑張って起きてね!」
そーゆーことか...ちょっと期待した私がバカだった...。

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