【続】あいつが私に恋してる!?





朝、ガラッと教室のドアを開けて
一番に愛莉が教室にいるかを確認する。




しかもその確認はナチュラルに!


じゃないと俺だけ愛莉にベタ惚れって
周りに察しられるからなー





お!愛莉いたいた!


自分の席で何やら楽しそうに
井上と喋っている。



って!!また井上かよ!!!!





俺は自分の席に着く前に
カバンを持ったまま愛莉の席に向かった




愛莉は俺が近づいてきたのに
気がつくとチラッと俺を見て




「あ、優良おはよー!」




え!なになになに!?


愛莉めっちゃ機嫌いいじゃん!



語尾にビックリマークついてるし
これは恋人らしい事しやすいかも。




「おはよう!愛莉ー!
ってアレ?何見てるの?」



なにやら愛莉は井上と机の上に
雑誌を広げて楽しそう。



「優良、おはよ。
これ見て、来週近所で
花火大会するらしいよ。」



俺は愛莉に質問したのに
答えてきたのは井上。

いっつも俺と愛莉を
邪魔してくるんだからー



「はよ。
え!花火大会⁉︎愛莉ー行こー!」




これは恋人らしい事出来るチャンス‼︎




お祭りは迷子になりやすいって理由で
手を繋いだり出来るし

おまけに花火あがるって!!



うっひょーう!!
テンションあがってきたー!!!




「うん!いいよ!!!」


「え!!やった!!!!!」



まさかこんな簡単に
OKしてくれるとは!



「俺も行くけどねっ」



「は!!?井上空気よめよ!」



「だって2人だけだと心配だから
保護者としてね」



なにこいつー!!
ありえねえ!!!バカなんじゃねーの?



ま、まあこの花火大会で井上いても
愛莉とラブラブするし、いいもんね!



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