専業主夫日記「御主人様はやく帰ってきてぇ><;」
12月13日(木)

★御主人様の読書

御主人様は本が大好きです。

夜な夜な江戸の町を魑魅魍魎が徘徊する話とか、次々と人が死ぬ推理小説とか。

そんな本ばかり読みます。

ときどき大きな本屋さんに行って、文庫本を大量に買い込んでくるのです。

平日は、夜遅い帰宅から寝るまでの僅かな時間に、本を読みます。

予定のない休日なら一日中です。

御主人様は異様な速さで本をどんどん読みます。


御主人様が読書する間、ワタクシはたいてい暇なので、隣でゴロゴロしています。

「ねー御主人様、読書っておもしろいの?」

「うるさい」


読書中の御主人様は、まるで別人のようです。

ワタクシの相手をまったくしてくれません。

それでも、ワタクシはいつも暇なので、御主人様の隣でゴロゴロするのです。


★ワタクシと読書

ワタクシはあまり本を読みません。

マンガも見ません。

でも、御主人様の本棚にある「リラックマ生活1~5」だけはよく読みます。

暇さえあれば見てるので、これはもう愛読書ってやつです。

なのに、ワタクシは相当に記憶力が悪いので、同じ本を何度読んでもすぐ忘れます。


いつも新鮮でお得です。

リラックマと同じくらい楽しい人生です。


★今日の晩ご飯

御主人様は、小林カツ代さんの料理の本もよく読みます。

ワタクシの前で、これみよがしに読むのです。

「少しは料理の勉強しろやあ!」ってことなんでしょう。

でも、ワタクシは一度も読んだことがありません。


たまにはいつもと違う晩ご飯を作ってみようかと、1冊もってきました。

「切って煮るだけ、鍋ひとつだけ」という本です。

なんだこの本、面白い。

「煮込みすき焼き」が簡単そうです。

長ネギと豆腐を切って、肉と一緒に煮込むだけ。

醤油とすき焼きのタレとお酒で味付けです。

これならワタクシでも作れそうです。


しかもすっごくおいしそう。

ワタクシが食べたくなってきたので、今夜はこれに決めました。
< 15 / 148 >

この作品をシェア

pagetop